チビタ・バーニョレージョに泊まる
作成日:2019.6.2 更新日:2019.6.2
チビタ・バーニョレージョ(chivita Bagnoregio)はここ↓

バーニョレージョへ向かう
「チビタへ観光かい?チビタはいいところだよ。たくさん楽しんでね!」
のような挨拶的なものではなく、何かもっと大事なことを言おうとしていることだけは感じ取れた。
しかーし、イタリア語は全く分からないのでアール。
2回聞き返したところで、一旦あきらめる。
こんな時はグーグル翻訳様に登場してもらうのが一番だ。こんなこともあろうかと、事前にダウンロードしておいたのだ。ナイス自分!
グーグル翻訳を起動して、もう一度しゃべってもらった。
結果がこちら。

グーグル翻訳使えない説・・・。
運転手さんには申し訳なかったけど、これ以上はもう無理。ゼスチャーで言葉が分からない振りをして、席に着いた。
(後で分かったことだが、イタリア語では無く英語を選択していた。
(×)話す→イタリア語を選択→誤った翻訳
(〇)イタリア語選択→話す→正しい翻訳
聞き取った後でイタリア語に選択し直したのだが、それではだめで、聞き取りの前に正しい言語を選択している必要があったようだ。グーグル先生は何も悪くなかった。)
あの運転手さんはおそらく、
「今日はもう戻りのバスは無いですよ。もしあなたが日帰り客なら、帰るすべがないですよ」
と言いたかったのだと、後で想像してみた。親切にありがとう、運転手さん。
オルビエートを出発して程なく、車窓からオルビエートの町が一望できる。なかなかの圧巻なので、カメラの準備をお忘れなく↓

バスは途中、ルブリアーノ(Lubriano)という街を経由する。
車窓からは、先ほどのオルビエートの街並みよりもさらに上をいく、チビタの全景を捉えることができる。見えるのは一瞬なので、カメラの準備をお忘れなく↓

バスは1時間ほどで、チビタの隣、バーニョレージョの街に着いた。
夕暮れまでに、何としてもチビタの風景を見たい!、という思いで、速足でチビタへと向かった。
バーニョレージョからチビタへ歩く
途中、突然目の前に、現れるチビタの全景に言葉を失う。

バーニョレージョも、チビタと同じく、崖の上に立つ街。チビタは、かつてバーニョレージョとつながる1つの細長い街だったとか。地震による地盤沈下により、周りの土地が陥没し、2つの街に分かれたとのこと。
↓確かに、こうして見ると、2つの街はつながっていたように見える。

↓チビタやバーニョレージョの近くには、似たような地形の街がたくさんあるようだ。
チビタのような景色が他の町でも見られるかも!?自分だけの撮影スポットを探してみたくなる。

↓この辺で入場料を支払う。特に入場ゲートのようなものはない。
そのまま無賃で入場できてしまうので注意(→僕)
入場料金は、2018年12月末現在で、
4/1~10/31→5€
11/1~3/31→平日 3€/土日祝 5€
↓入場料はこの辺で支払う。

↓下の看板が料金所の目印
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チビタを歩く
もうすぐ夜。これからチビタに向かう人はほとんどいない。
写真で十分に伝わると思うが、念のため言っておくと、
なので、宿泊するので、どうしてもキャリーケースを持ち込みたいって方は、それなりの覚悟が必要。できればリュックに詰め替えたいところ。
↓登ってる感が伝わるだろうか

橋の幅は広くない。
ほぼ橋の幅と車の幅は同じ。
ゲームだと、橋の外に飛ばされてゲームアウトになる、あれです。
どうやら、チビタへ必要物資を運ぶための車のようで、 見ていると頻繁に往復している。
↓柵にくっつく様に避けないと、車に当たる。

チビタの夜は、静寂そのものだ。
この静寂に囲まれたこの街の感じがとても良い。

↓街に一つだけの教会

チビタに泊まる
1泊朝食付きで70€とお手頃価格

chivita B&Bのfrancoさんとは、ここに来るまでの間、メールで何度かやり取りをしている。バーニョレージョまでのバスの時間など、こちらの質問に丁寧に返信をしてくれる。
宿に到着すると、「Oh!! daichi!」と歓迎してくれた。
本日泊まるのは僕だけのようだ。
chivita B&Bは、1Fがレストランになっている。とってもおいしいらしく、宿泊者は夕飯をここで食べるのが慣習になっているようだが、残念ながら今夜はクリスマスが近かったということで、レストランはお休み。

部屋は、一人には十分な広さ。
窓からは広場が見渡せる。

レストランには、昔のチビタが。
確かに、昔の方が建物が多く見える。

晩酌用のビールを買いに、街へ。
街で唯一と思われるスーパー?の閉店時間が過ぎていたので、仕方なく、バーニョレージョまで戻る。
もう真っ暗
↓チビタは真っ暗になると、何も見えない

バーニョレージョのはずれにある、Simplyでビール1本を買って、Uターン。戻りは、夕方の喧噪とは打って変わって、誰ともすれ違わない。

夕飯は、ここ「OSTERIA AL FORNO DI AGNESES」
この日(12/28)、この時間(20時頃)に選べる選択肢は少ない。
↓この状況ではなかなかのいいお店を選んだと思う。

イタリアに限らないと思うが、とにかくレストランでは、頼みすぎに注意。
メニューがコース仕立てになっているので、ついオードブルから、前菜、メイン1、メイン2、デザートまで頼みたくなる。
が、そこはぐっとこらえて、メインディッシュとワインだけに絞る。実はこれで十分おなかがいっぱいになる。
↓この量で10€くらいだったかな。ここの料理はおいしかった!もちろんワインも。
